児童書

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香月日輪さんの『地獄堂霊界通信1』を読む。

 

『妖怪アパートの幽雅な日常』や『僕とおじいちゃんと魔法の塔』、『ねこまたのおばばと物の怪たち』等で有名な香月日輪さん。

 

「児童書」と言うより「ラノベ系」と勝手に思い込んでいて読まず嫌いでいた。講談社文庫だからそんなはずはないんだけれど。(講談社文庫は分冊しすぎな気がする。それも嫌煙していた理由)

 

このシリーズは表紙の絵が児童書らしくて良い味出していて好き。でも中身は大人でも充分楽しめる内容。(本来児童書って大人も楽しめるものだと思ってる)

 

ストーリーは、悪ガキ三人組の「三人悪」が「地獄堂」(薬屋)のオヤジに出会い、不思議な体験をすることで少しずつ成長をしていく物語。

「三人悪」の心の変化や、まわりの大人たちの優しく見守る姿が、とても丁寧に描かれている。

 

読み始めは、古くさいセリフや言い回しがコミカルで面白く感じたが、読み進めるうちに物語に引き込まれていった。『死に部屋』というお話では後半ウルッとさせられた。

怒りのパワー、慈悲の心、未来や過去を見通す力、そして何よりも「人を助けたい。救いたい」という純粋な思いが胸を打つ。

 

読まず嫌いを激しく後悔。

分冊されていてかさばるので電子書籍で揃えることにする。2巻も楽しみ。著者が近年亡くなられていると知って残念に思う。