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文才開花。

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 壇蜜さんの二作目となる短編小説。

処女作の『光ラズノナヨ竹』を読んだときは、もっと読みたいと思ったほど魅力的な文章で、とにかく圧倒されてしまったが、今作は前作にも増して魅力的。

 

ストーリーは、前作と繋がる部分があった。これからの作品も繋がっていくと面白そう。

主人公「鳥井」の過去のある少女との出会いが淡々と語られている。あまり細かな人物描写はないのに、それぞれの人物像がよく分かる。この点は本当にすごい。例えば、学生時代の「鳥井」は周囲から下の名前ではなく「トリ」女子からは「トリくん」と呼ばれていたりする。何気にバスケ部員で、大学の推薦が決まっており、家族関係も良好。これだけで「鳥井」がどんな奴なのかがすんなり想像できてしまう。

これはすごい。